取材のコツ

  1. 事例活用のヒント

導入事例を作成する際、かならず「取材」を行います。この取材の内容を「事例」としてまとめるため、事例制作の要となる作業です。

この取材をスムーズに進めるためのコツを紹介します。

まず、取材をする前に取材内容をまとめた質問シートを作成し、取材対象者(インタビューイ)に送付しておきます。この質問シートを送付することで、ある程度の回答を考えておくことができるので、インタビューイにとって心の余裕が生まれることになります。

質問シートは、お客様ごとに異なりますが、基本的には以下の内容を含んでおきます。

 ・会社概要(業種・業態や企業規模、どのような事業展開をしているのか)
 ・サービス・ソリューションの導入に至った経緯や課題
 ・検討したサービス・ソリューションや導入を決めたポイント
 ・選定の理由や構築時のエピソード
 ・導入効果
 ・今後の予定

会社概要については、あらかじめ分かっているから含まなくてもいい、という考え方もありますが、この質問を入れておくことで、より深くお客様の企業について知ることができます。また、取材でこの項目について聞くことで、インタビューになれてもらい、「課題」や「効果」といった導入事例のコアとなるコメントを引き出しやすくなるのです。

取材の際には、事例制作の簡単な「スケジュール」や「仕上がりの確認の有無」などについて伝えておくとその後の進行がスムーズになります。特に「細かい数字については後で直せる」と伝えておくことで、インタビューイの緊張を解く効果もあります。

取材時間は、概ね1時間前後。事前に送付した質問シートに沿って質問していきますが、話の流れを作りながら、「導入の経緯」や「何が課題だったのか」「導入効果はどれくらいか」「今後、横展開などの予定はあるのか」などについて聞いていきます。

特に「導入効果」は、導入事例のメインとなるため、さまざまな角度から取材します。例えば、生産性が○○倍になった、スタッフの数を増やさず、○○%効率化できた、というように数値を聞き出せると、より具体的に執筆することができます。

 ちなみに取材慣れしていない人は、取材時にメモをすることばかりに気を取られてしまい、取材対象者とうまくコミュニケーションがとれないまま時間が過ぎてしまうケースが多いようです。メモは最小限にとどめ、取材後すぐにメモから構成を考えるなどの工夫をして、情報を取り逃がさないようにするといいでしょう。

 なお、取材後には記事構成についての確認もしておくといいでしょう。この作業を行うことで、執筆前に誤解を解消でき、正しい情報をまとめることができます。

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